【体験記 No.25】神経科クリニック(単発)

今回求人探しをしていたところ、珍しい診療科のクリニックで単発アルバイトの求人を発見したため、応募してみることにしました。珍しい診療科というのは神経科のことなのですが、神経科は神経内科と呼ばれていることもあります。しかし、実際には一緒の診療科と思って問題ありません。

実際には神経科も内科の一部なので、神経内科と呼ばれることがあるのですが、主に脊髄や脳と言った神経が集中している部分を専門に診る診療科となっています。もちろん病院でも外来勤務をした経験がなく、ずっと病棟勤務だったので、神経科の勤務経験はなかったのですが、単発アルバイトということもあり、採用してもらうことに成功しました。

今回勤務するクリニックは三鷹駅の近くにあり、バスで通勤することにしました。時給は1700円となっていたのでよい方だと言えるでしょう。通常神経科は内科と一緒になっている場合が多いのですが、今回の勤務先は神経科と心療内科が導入されているというクリニックでしたが、駅前ということもあり、比較的患者数が多いようです。

神経科のアルバイトの感想

どのような症状が出たら神経科を受診するのかわからないという人もいるでしょうが、私が看護師として単発アルバイトの仕事をしていたクリニックには、主にしびれやめまいと言った症状の人が多くなっていました。中には歩き方が変になってしまう人や、ボーっとした感じの症状がずっと続いているような人もいたのですが、このような人でも安心して診療が受けられるように努力しました。

もちろん先輩看護師と一緒に患者を支えていたのですが、中には言葉がはっきりとしゃべれなくなっているという人もいるのです。よって神経科の勤務は精神力と忍耐力がないと務まらない仕事だということがわかりました。中には神経科から病院を紹介され、脳外科などに行く人もいたのですが、このような判断力は看護師だからいらないということはなく、しっかりと覚えておくべきだと感じました。

【体験記 No.24】消化器科クリニック(単発)

内科とひとくくりにしているクリニックが多いですが、中には内科をいくつかの専門分野に分けて診療しているクリニックも存在しているので、このようなクリニックはないのかと求人を探していたところ、自宅からそれほど時間がかからないところに消化器科が入っているクリニックで単発アルバイトの募集をしていました。

時給は1600円だったので普通ですが、今回発見したクリニックは、内科は当然として、外科まで入っているクリニックです。メインは消化器科らしいのですが、消化器科というのは胃や腸の診療をする診療科です。少し前までは胃腸科などとも呼ばれていましたが、現在では消化器科と呼ぶことが多くなっています。

ちょうど常勤のベテラン看護師が病気で休んでいるということで、その期間だけ単発でアルバイトができるようになったのですが、やはり求人を探すときにはタイミングも重要になります。また、消化器科が入っているということもあり、胃腸の病気で来る患者が非常に多いということを面接のときに聞きました。

内視鏡の仕事に興味がある看護師におすすめ

消化器科というのは胃や腸の病気を診るので、普通に聴診器を当てているだけや、レントゲンだけでは診察が完全にできない場合も多くなっています。そのため、消化器科の多くは超音波を使ったエコーや、内視鏡を用いた検査を行っているのです。今回勤務したクリニックでも内視鏡検査をよく行っているのですが、胃の場合には当然胃カメラを用いて検査をします。

腸の検査を行う場合には造影検査という方法を用いていますし、バリウム検査もよく行われています。しかし、多くの患者は多少でも食事を行ってから受診に来ることが多いので、その日にいきなり内視鏡検査を行うということはできません。

よって別の日に予約をしてもらい、朝は何も食べない状態で内視鏡検査を行うようになります。しかも内視鏡検査はかなり苦しい思いをするので、中には嫌がる患者もいるのですが、そんなときにはしっかりと励ましました。短期間でしたが充実していたのでよかったです。

【体験記 No.23】リハビリセンター(短期)

あまり見かけないリハビリセンターの求人を見つけたので、今回は短期アルバイトの求人に応募してみました。正職員でも看護師を募集していたのですが、交代制で夜勤もあるので、やはり短期アルバイトにしようと決めたのです。勤務時間はフルタイムになっていたのですが、比較的給料も高くなっていたので応募することにしました。

今回勤務するリハビリセンターでは、履歴書以外にも職務経歴書が必要だったので少々面倒でしたが、インターネットでよく調べて記入し、持参しました。何とか採用してもらったのですが、いろいろな職種の求人が出ているんだと思いながら頑張ろうと言い聞かせました。初めて勤務する施設では学べることが多いので、短い期間でも必ずよい経験になると信じることも大切です。

病院の病棟勤務に似ている部分もある

私が勤務した三鷹市下連雀にあるリハビリセンターでは、大きく分けて入所してリハビリする場合と、通所リハビリに分かれていました。入所リハビリとは、一定の期間施設に入所してリハビリを行うことで、通所リハビリにはクリニックのように利用している人が施設まで来てリハビリを行うことです。

よって重症の人は入所してリハビリを行い、軽症の人は施設まで通ってもらうということです。リハビリの方法は症状によって全く違っているのですが、やはり病院の病棟勤務と似ている部分が多かったので、比較的馴染みやすい職場でした。利用者の多くは高齢者となっているのですが、ケガをして不自由している若い人もわずかながら存在しています。

入所している人に関しては、まず立ち上がることが重要になるので、立ち上がり訓練を行い、立ち上がれる人は自分で歩くことができるような訓練を行っていきます。さらに階段を上り下りする訓練まで行っているのですが、じっくりと取り組むことの大切さを知ることができた勤務先でした。通所の場合にはマッサージや体操なども行うので、どのような運動が体によいのか知ることができました。

【体験記 No.22】循環器科クリニック(単発)

現在はいろいろな診療科が存在しているのですが、中には循環器科と呼ばれる診療科を導入しているクリニックもあります。私は三鷹市役所がある野崎というところの循環器科クリニックで単発アルバイトとして勤務することになりました。あまりクリニックでは看護師の単発アルバイト求人を見かけることはありませんが、しっかりと求人探しを行うと発見できることがあります。

もちろん毎回単発アルバイトの募集を行っているというわけではありませんので、多少運も必要になってくるでしょう。今回勤務するクリニックでは、循環器科単体のクリニックというわけではなく、当然内科の受診も行っているのですが、このように循環器科という専門の診療科を導入しているということは、循環器に詳しいクリニックということでもあります。

循環器科というのは血管の病気を専門に診る診療科のことなのですが、主に高血圧や心臓病、不整脈などの病気になった人が受診をしています。特に近年では高血圧の患者が多くなっていますし、以前私が勤務していた病院でも、高血圧が悪化していろいろな病気になったことで入院している患者もいました。

やはり高血圧で悩んでいる患者さんが多い

循環器科を受診する人の多くが高血圧になっているのですが、今回勤務することになったクリニックでもやはり高血圧の患者が多くなっていました。血圧には上の数字と下の数字があることは知っていると思いますが、上の数字が200近くまで上昇している患者も来ていたのです。しかも高血圧が慢性化してしまうと治りにくいので、多少知識があった私は高血圧改善のアドバイスも簡単にですが行っていました。

看護師としてやはり現代病の1つである高血圧についての知識が合ってよかったと思っていたのですが、ただ食事制限や運動をすればよいというわけではないので、わかりやすい言葉で丁寧に説明するというのはある程度知識があっても難しいのです。単発アルバイトだったので短い期間でしたが、少しは患者の役に立ったのではと思っています。

【体験記 No.21】耳鼻咽喉科クリニック(半日のみ&短期)

耳や鼻、喉の病気を治療する耳鼻咽喉科クリニックの短期求人が出ていたのですが、場所は私が住んでいる三鷹市ではなく調布市の仙川になっていて、半日のみの短期アルバイトでした。耳鼻咽喉科の勤務は今までアルバイトでも行ったことがないので、挑戦してみようと応募しました。すぐ採用となって、土曜日の午前中に勤務することになったのです。

通勤にはバスが利用できるので問題ありませんが、バス停から少し歩く必要があるので、できればもう少し交通の便がよい地域がよかったものの、求人が出ていないのだから仕方がありません。しかも仙川駅から比較的近いので、土曜日には患者の数がとても多くなるため、土曜日だけの半日勤務という条件の求人に応募しました。

仕事内容は受付と案内が中心

今回半日のみの短期アルバイト求人に応募したのですが、看護師の仕事というよりも、一般的なスタッフのような仕事内容でした。今回勤務した耳鼻咽喉科は、まず医師が診察を行い、その後は鼻のつまりを解消する装置を使うことがほとんどです。機械にノズルをセットすることや、耳の治療のために振動を与える治療法、聴力検査などをメインに担当したのですが、時間が推してくると受付に回ってほしいと言われました。

ずいぶんとあわただしいクリニックだなと感じながら仕事をしていたのですが、耳鼻咽喉科の場合には回転がゆっくりになってしまうので、かなり込み合ってしまうということがわかりました。中には喉の調子が悪い患者もいたのですが、喉が悪い場合であっても口をすっぽりと覆うノズルを付けてしばらく喉に当てておくので、1人が入れ替わるのに10分前後かかってしまうのです。

そうなるとやはり受付が混んでしまうことから時間が推してくると受付に回されてしまうのです。今回は半日勤務でよかったと感じましたし、先輩看護師に聞いたところ、平日はこんなに込み合うことは滅多にないと言っていたので、忙しいときに合わせて求人を出したのだなと感じました。

【体験記 No.20】呼吸器科クリニック(短期)

内科を受診する人で多くなっているのはやはり風邪でしょう。しかし、風邪だと思っていても実は普通の風邪ではなく、肺炎を起こしていた、結核になっていた、喘息になっていたという人も比較的多くなっているのです。実は私の友人にもただの風邪だと思い込んでいたら、実は喘息だったという人も存在していて、咳が止まらなくなって辛い思いをしたと言っていました。

そんなきっかけもあり、今回は呼吸器科が入っているクリニックの求人を探していました。最初は全くなかったのですが、半月ほど経ったときに短期アルバイトで呼吸器科が入っているクリニックの求人を発見したのです。看護師急募と書かれていたのですぐ応募して採用してもらいました。勤務先は三鷹駅の南口からすぐの場所です。

自宅からは少々距離があるので、三鷹行のバスで通勤することに決めたのですが、いろいろな呼吸器科を見ていると、アレルギー科が一緒に入っていることがとても多いのです。それはカビやホコリ、塵などが原因で咳が止まらなくなることもあるからなのですが、呼吸器の病気はとても危険だということを伝えたい一心で職場へ行きました。

呼吸器科クリニックのアルバイトをしてみて思ったこと

実際に呼吸器科のクリニックで勤務してみると、風邪をひいてから咳が止まらないという患者がとても多くなっているのです。多くの医療機関では、咳が1週間以上続いたらしっかりと検査してもらうべきと呼びかけているのですが、中には1ヵ月以上も咳が止まらないという患者も多くなっているのです。しかも咳が続くととても苦しいので、すぐに症状を特定するようになります。

勤務中にも苦しいと訴えてくる人が多くいたので、少しでも早く楽にしてあげたいと思いながら勤務していたのですが、やはりレントゲンと問診、血液検査などである程度特定していくものの、詳しく症状がわからないという人も中にはいます。中には診察後に薬をもらい、次回来たときにはかなり症状が和らいでいる人もいたので、そのときにはホッとしました。

【体験記 No.19】テーマパークでイベントナース

私が住んでいる三鷹市には、これと言ったテーマパークはないのですが、少々遠い勤務先で単発アルバイトの求人が出ていたので、主人が休みのときに1日だけの単発アルバイトをしてみようと決心しました。バスを利用して京王線の調布駅まで出るのに少々時間がかかりましたが、その後は鉄道ですぐなので、通勤時間は1時間弱位となっています。

1日なので多少遠くても問題ないと思いましたが、時給があまり高くないという欠点がありました。通常看護師のアルバイトでは、大体時給が1600円前後になっているのですが、今回は時給が1400円になっていたので、少々安いと感じたものの、交通費が全額支給されていたのでこのテーマパークで単発アルバイトをしようと決めたのです。

私の他にも数名看護師の単発アルバイトに来ていた人がいたのですが、この日はちょうどイベントが開催されている日だったので、人もかなり多いということで募集を行っていたようです。しかし、テーマパークに足を運んでくる人は通常健康な人になっているので、それほど忙しくなることは少ないから時給が安くなっているということを知りました。

看護師らしい仕事はほとんどなく、無事終了(笑)

勤務先が決まって通勤し、最初に行ったことは薬の点検と医療機器の点検でした。点検が終わったときにはもう来場客がたくさん来ていたので、少し休憩をしてから見回りを行ったのですが、特に問題はなくどんどん時間が過ぎていきました。日曜日なので遊んでいる人をうらやましく思ったのですが、自分でこの仕事をやってみたいと思い選んだので、後悔はしていません。

しかし、全く看護師らしい仕事はなく、ただ勤務していたという感じだったのですが、正直何もない方がよいに越したことはないのです。看護師の出番があるということは、誰かがケガや病気をしたということなので、出番がなかったのはとてもよいことなのです。もちろん給料はしっかりともらい、同じ方向に帰宅する看護師と話しながらゆっくり帰りました。

【体験記 No.18】健診クリニック(半日勤務)

今まで経験をしたことがないような施設で勤務してみたいけれど、やはり看護師らしい勤務をしたいと希望していると、健診クリニックで短期アルバイトの求人を発見することができました。しかも半日のみという勤務が可能ということなので、早速問い合わせて面接に行ってきました。しかも時給が1800円と比較的よくなっていたので、頑張って働こうと決意したのです。

場所はハローワーク三鷹のすぐ近くになっていたので、比較的簡単にわかりましたし、自宅からであれば三鷹行のバスで行くことができるため、バス通勤にしました。朝通勤して昼間で働いて帰ることが可能なので、1ヵ月間勤務することになっていた健診クリニックに応募したのですが、健診クリニックであれば医療機関とあまり変わらないような勤務ができると意気込んでいたのです。

健診クリニックは単調作業が苦じゃない看護師におすすめ

面接のときに聞かれたことは、採血ができるかということだったのですが、以前常勤で勤務していた病院でも採血は頻繁に行っていたので、自身があると答えました。すると出勤してすぐに採血担当となり、勤務期間中ずっと採血を行っていました。しかし、看護師が足りなくなる日もあるので、そのようなときには血圧の測定なども行っていましたが、基本的には採血を行う日が大半を占めていたのです。

健診機関ではこのように同じ作業の繰り返しになることは知っていましたし、比較的ずっと同じことをしていても飽きない性格なので、ずっと採血を担当するのに不満を感じたことはありませんでした。しかも健診クリニックには健康な人が大半を占めているので、病院に比べて精神的にも楽だと言えるでしょう。

短期アルバイトの求人を出していたので、ちょうど健康診断に来る人が多くなる時期だったのですが、これでは看護師が足りなくなると思ったときもありました。また、最近は採血が苦手な看護師も多くなっているので、これで採血の経験を積んでおけば、大半の医療現場で役に立つと思って頑張りました。

【体験記 No.17】整形外科クリニック(短期)

病気ではなくケガの治療を行う整形外科の求人が出ていたので、早速応募して面接に行ったのですが、患者を支えるような仕事もあるので、多少力が必要だと言われました。それほど力に自信があるというわけではありませんが、大丈夫と返答して採用してもらいました。短期アルバイトで半月余りの仕事だったので、何事も経験だと言い聞かせました。

以前勤務していた病院の病棟では、やはり病気ではなくケガで入院していた人もいたので、多少ケガ人に対しての対処にも自信があったため、今回整形外科の求人に応募したのですが、勤務先も近くで十分自転車通勤ができるというのも大きかったと言えます。時給は1800円となっていたので、看護師の平均的な時給よりは若干高くなっていました。

整形外科でアルバイトをしてみて気づいたこと

整形外科には足をけがした人も通院しているので、ときには体を支えなくてはいけない場合もあるため、比較的力が必要になる職場でもあるのですが、相手はケガをしているということも忘れてはいけないのです。ケガをしているということは、その分繊細さも必要になり、うまく相手を支えないと、痛いと言われてしまうこともあります。

そうならないようにうまく支えているのですが、やはり以前病棟勤務でケガ人を担当した経験が活きてきました。

大ケガをしている人は総合病院などに行くので、整形外科クリニックには捻挫をした人や腱鞘炎を起こしている人などが多く通院してくるのがわかりました。中には松葉杖をついて歩いている人もいるので、どのように患者に対して接するのかという点を先輩看護師に指導してもらい、順調に仕事をこなすことができました。

経験が活かせる部分も多かったのですが、全く知らないことや、このようにすればよいという改善点も見つかったので、やはりいろいろな勤務先でさまざまな経験ができる短期アルバイトや単発アルバイトはとても自分に向いていると感じました。また、リウマチで悩んでいる人も来院していたので、自分の両親を介護するときにも役立つと感じています。

【体験記 No.16】精神科クリニック(午前中のみ&短期)

数多くある診療科の中には、精神面に関する精神科と呼ばれている診療科もあり、今回午前中のみの勤務で単発アルバイトの求人が出ていました。午前中のみとは言っても、午前診療が13時までとなっているので、多少午後も入っているのですが、初めて精神科のクリニックで働くことが決まりました。しかし、不安になるようなことを面接で言われてしまったのです。

通常看護師は男性よりも女性を求める傾向にあるのですが、今回は男性看護師の方を採用したかったようで、精神科は精神面に関する病気を診る診療科なので、中には突然暴れ出すような患者もいるとのことでした。また、ときには患者をしっかりと押さえつけるような場合もあるということです。それでも短期アルバイトだからと思って引き受けました。

時給は1600円と一般的でしたが、場所も三鷹駅の側でとても交通の便がよかったので、それでも働かせてほしいとお願いして採用してもらいました。精神科は今まで全くかかわったことがなかったので、不安もあるのですが、とりあえず何事も経験だと考えて前向きに勤務することに決めたのです。

精神科クリニックでアルバイトをしてみて感じたこと

精神科に初めて勤務して思ったことは、男性患者が多くなっているということです。やはり女性が社会進出することが多くなったとはいえ、やはりまだ男性の方が外で働く人は多くなっていますし、仕事で悩む人が多くなっていることから、かなりまいってしまう人も多いのです。そのため、普通に話ができる人はまだよいのですが、中には突然叫びだしてしまうような人もいました。

主な治療法はやはりカウンセリングなので、2人の看護師が医師について待機しているような感じの勤務でした。幸い暴れ出すような人はいなかったのですが、患者によっては家族で来院する人もいたので、精神科の勤務は大変だなと感じました。短い期間だったのですが、このように精神的な病気になる人も現在では多いということを知ることができただけでもアルバイトをしてよかったと思いました。